神慈秀明会の会主のコレクションを展示した私立美術館。展示品は2000点を越える。
建築設計はI.M.ペイ。「桃源郷」がテーマ
|
|
|
所在地 |
滋賀県甲賀市信楽町桃谷300 →公式サイト |
最寄り駅 |
JR「石山駅」よりバス |
連絡先 |
0748-82-3411 |
種類 |
美術館 |
|
開館時間 |
10:00~17:00 |
料金 |
1000円 高大生800円 小中生300円 |
駐車場 |
◎ 無料 |
休み |
冬季 及び 季節の変わり目 |
|
|
|
|
|
|
|
|
暑いから今日は美術館だよ、と言われ連れて来られました。
開館10分前についてみると、多国籍な先客たちが敷地内すぐのチケット売り場におられました。その数にギョッ! あれ、ここは外国…!?
人気あるんですね。 驚きました。
さて、チケット売り場からはバギーが出ています。
これに乗って美術館に向かうわけです。
最高で8人のりくらいかな。
何台も稼動しており、3分も待てば次の便がやってきます。
とはいえ、歩いても7分ほどの道のり。
多少坂になっているとはいえ、健康なら徒歩がオススメです。
舗装されてて気持ちいい。
しばらく行くとトンネル
よその国では珍しいのか?? なぜか皆さんシャッター押しまくりです。
確かにかわいらしいフォルムのトンネルでしたが。
長さは100メートルくらい。 抜けると美術館が見えてきます。
たぶんここら辺がメイン景観なんでしょう。
あとでいただいたパンフレットもここからのシーンが表紙でした。
館内はこんな感じ。
エントランスは明るくて開放的でしたヨ。
2階より。モザイク
薄暗い展示室とのコントラストがよかったです。
~コレクションのこと~
2時間ほどかけて、じっくり展示物を拝見しました。
アジアのものを中心に、様々なものが置かれていました。
配置方法も、照明も、もちろん置かれているものも、なにもかも見事で、芸術オンチの私でも「ほほー」とため息が漏れるばかり。
特に驚いたのは
長谷川等伯の屏風、興福寺の観音立像、エジプト神像……。
~ここからは完全に私見です。勝手な感想を書かせてもらいます~
コレクションは貴重ですばらしいものばかりでした。美しいもの、そして歴史の古いものが積極的に選ばれているようです。
前世紀の品も多々ありました。
日本の物はほとんど鎌倉以前のもののようでした。
館内をまわるうちに、私はここの大きな大きなマネーパワーを意識するようになりました。
ここに並べられているものはすべて、ある宗教法人の創始者が集めたコレクションなんです。
特に前世紀に作られた発展途上国の神像なんて見せられると、妙に居心地の悪い気分になりました。
いいんかいな。 Oh Japan Money
当館の成り立ち、的なVTRも見ましたが、どうもぴんと来ません。
人々を救いたい…?
母の一念…??
コレクションを集めるために数百億円つかったそうです。(wikipediaより)
人々を救いたい思いが芸術品の収集に向かうだなんて、なんて迂遠なことでしょう。凡人の私にはぴんとこないのです。
帰ってきてwikipediaで調べてみると、「盗掘品を返して」などの報道が数件紹介されていました。
この美術館のことをある程度知っていたなら、きっと私は訪れなかったでしょう。
どの品も本当にすばらしく、数も多くて見ごたえ十分。建物自体も素敵ですし、スタッフは折り目正しく親切です。
にもかかわらず、入館料は1000円と脅威の安さです。
国内外からお客さんが押し寄せるのも納得できます。
いろいろなことを考えさせられる美術館でした。
|
|
|