今回の旅行一番の贅沢は、この旅館に泊まることでした。だってお値段が○△□…！
喜び勇んでチェックインだ。
別室でお茶の接待を受けながら、サインをしたり説明を聞いたり。
私たち以外にも二組のお客さんがいらっしゃいましたヨ。
忙しそうだ。
お部屋に案内してもらった後、せっかくなので宿の中を説明してもらうツアー（１５００円）に参加してみました。
この新井旅館は国の登録文化財に指定されているのが売りなんです。歴史も古く、説明を聞く聞かないではありがたさも変わってくるってもんです。
ツアーは約４５分くらいありました。
建物のお話、著名人との交流（○○さんが××を書かれたお部屋がここです等）話など、見て回りながら説明を受けました。結構面白かったヨ。
参加したのは全部で１０人ほどだったでしょうか。
絵になる池。ぐるりと囲むようにお部屋が作られています。
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なぜこんなところに池があるのかというと、昔この池で湯量を調節していたからなんですって。
色鮮やかな鯉が泳ぎ、真ん中の小島には四季折々の花が咲くんだとか。 |
どこもかしこも雰囲気があります。
歩いて散策できるお庭もあります。お散歩がてらにどうぞ…。
やんごとないお方のための裏門もありました。
なるほど、駐車場と直結です。
そんなにこそこそとしなくたって……。
そういう人は大浴場には入らないんだろうなぁ。
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窓の外の眺めがすばらしすぎます。
川を挟んだ向こう側には紅葉が、更に奥には竹林の小径があります。左を向くと赤い橋がかかっています。こちらにカメラを向けられるのには閉口だけど、かなり絵になります。素敵です。
窓を開けると川の流れるごうごうという音が強くなりました。 お、よく見ると鳥がいる。 |
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お部屋はひろびろとしていて、大変清潔感がありました。畳が気持ちいい。
お座布団がもっこり膨らんでいてワクワクします。座ってみると以外にも抵抗がなく、申し分ないすわり心地でした。
 雰囲気はやっぱりレトロ。
映画「リング」で出てきたような鏡台があったり、チリリリリンとなる電話があったり。
けど、トイレはウォシュレット付きだし、ストーブはあるし、テレビは薄型地デジ対応。
いいバランス感覚ですね。
お布団もふわふわ。
変なにおいもせず、ぐっすり眠れました。
天平風呂は昭和９年に作られたままなんだとか。
ぶとい檜柱と巨石と、あとは水の音だけが満ちてます。
シャワーがないので体や頭を洗うのには向かないだろうけど、いろんなものの大きな存在をひしひしと感じたお風呂でした。（早朝、一人きりだったから余計に）
あやめ風呂はもうちょっとこじんまり。
洗い場は少なくて、あとから入ってきた人が埋まった洗い場を見て右往左往されていました。
もちょっと洗い場多くてもいいのにね。
琵琶湖風呂は家族風呂の一種。琵琶湖というからにはこの風呂の形が琵琶湖形なのかな…？
狭苦しい感じはしません。籠が６つもあったので、それくらいの人数はいけるかも。
木漏れ日の湯は唯一の露天風呂。
夜、雨降る中入りました。 紅葉が美しいのだろうけど、暗くてよくわからなかった。
どの風呂も温度は適温。少しだけ熱めで、とても気持ちがよかったです。
泉質も悪くない。無色透明ですが、手足を動かすとふうわりとします。
【夕食】
自室でいただきます。
どれもこれも手が込んでいて、丁寧に作られたことがわかる料理でした。どの料理もありきたりではなく、見た目も鮮やか。美しい。
地元のものと、季節のものがうまく使われています。
もちろん味もしみじみ、美味しい。いちいち感嘆しました。
美味しい発見の詰まった夕食でした。
公式サイトで料理例が写真で紹介されています。少ないように見えるけど、食べてみるとおなかいっぱいになりますよ。ボリューム超満点！ 予約するときはなにか追加注文しようかと思ったけど、しなくてよかった…。
【朝食】
自室にて。
朝からやはり豪勢です。
お重が出てきたときはぎょっとしました。うーむ本気ですね。
やはりボリューム満点。朝からおなかいっぱいです。
皆さん折り目正しいです。
付いてくださった方は大変そつがなく、なんだかすましているようにも感じましたが、働き者のようでした。
お値段だけの価値はありました。季節もよかった。
また来たいと思える、希少なお宿です。
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