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所在地 |
大阪府堺市南区宮山台2丁3番1号 →公式サイト |
最寄り駅 |
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連絡先 |
072(297)0726 |
種類 |
神社 |
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拝観時間 |
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拝観料 |
無料 |
駐車場 |
○ |
休み |
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荒山公園の梅林目当てにやってきました。
すぐ隣同士、というか公園内に神社があるような構造なんですね。
左が、公園と神社の関係図。緑色に囲まれたところが多治速比売神社です。
右が、境内地図。桜の絵が描いてあるから、春は咲くのでしょう。
そんなこんなで参拝です。
この日は梅の見ごろ間近ということで、駐車場は車でにぎわっていました。
境内は広々。
拝殿です。
すぐ脇では、尖閣諸島の件についての署名を求める台が置かれていました。
おもしろいものがありました。
福石神にまつわる昔話
むかし、むかし和田村(堺市和田)にたいそう夫婦仲のいいお百姓さんが住んでいました。
二人は働き者だったので、どこの田んぼよりもたくさんのお米が取れていましたが、この家には貧乏神が住み着いていたので暮らしはいっこうに楽になりませんでした。
「どうかここから出ていってもらえんやろか」
「阿保ぬかせ。昔から住んどる貧乏神じゃ。山ほど米があるのに誰が出ていくかい」
いくら二人が頼んでも聞き入れてもらえません。
とうとう夫婦は力ずくで追い出そうと貧乏神に飛びかかりました。
ところがこの貧乏神は、そこらのやせ細った貧乏神と違って栄養満点で丸々と太っていたので、どうにもかないませんでした。
そこで女房は、着物をさっと脱ぐなり、七色も鮮やかな波模様の腰紐を貧乏神の前に突き出しました。さすがに貧乏神も目がくらみ、力が抜けてしまいました。神様も色香には弱かったのでしょう。この隙に二人は貧乏神を押さえ込んでしまいました。
「俺も好きで貧乏神に生まれとうはなかった。何の因果か。らいせいは福の内といわれる神様に生まれ変わるでな。ほな、さいなら」
といって丸い石となって消えていきました。
その後、この福石のおかげでお百姓さんはみるみるうちに村一番の長者になりました。
夫婦はこの福を自分達だけが授かったのではもったいないと思い、この福石を多治速比売神社に寄進したということです。
いまでもこの石は、福石として大切に祭られています。
私もあやかろう……。じっくり手を合わせておきました♪
立派な木に見とれます。
川底から発見された、楠の根元ですって。
もしかしたら本殿再建に利用された木かも…?
堺市指定保存樹木、あらかしの木
境内は中規模程度。
この日は荒山梅林効果でしょうか、参拝客の姿を何人か見かけました。
桜もキレイだそうだから、その頃にもう一度来ようかな♪
拝殿のすぐそばには白梅と紅梅が一本ずつ植えられていました。
ぽつぽつと花を咲かせ始めていましたヨ。
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